ロサンゼルス旅行者必見!ブロードウェイミュージカル『シカゴ』の魅力とおすすめ観劇ポイント

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ブロードウェイの床

私がLAに行きたいと思う理由はいくつかありますが、その中でも特に印象深いエピソードがあります。5歳の頃からクラシックバレエを習っていた私は、ある日、母に連れられて米倉涼子さんが出演するミュージカル「シカゴ」の日本公演を観に行きました。その時の米倉さんの圧倒的なパフォーマンスに鳥肌が立ち、彼女も幼い頃からバレエを習っていたという共通点があったため、非常に感銘を受けたことを覚えています。この体験を通じて、初めて「シカゴ」がブロードウェイミュージカルであることを知り、それ以来、その作品のことはよく覚えています。当時の私はミュージカルに深く没頭していたわけではありませんが、この印象的なストーリーは今でも心に残っています。

当時の私もそこまでミュージカルというものにのめり込んでいたわけではないのですが、この作品のことはよく覚えていて印象的なストーリーだったのでご紹介しますね♪

そもそもシカゴってどんな物語なの?

1920年代のシカゴ

『シカゴ』の舞台は、1920年代のアメリカ、シカゴ市。この時代は禁酒法の施行により、ギャングの活動が活発化し、都市全体が犯罪と腐敗に包まれていました。同時に、ジャズエイジと呼ばれる文化的な変革期でもあり、音楽、ファッション、社会の価値観が大きく変わる時代でした。これらの背景が、ミュージカル『シカゴ』の中で巧みに描かれています。

名声とスキャンダル

『シカゴ』の物語は、名声とスキャンダルに取り憑かれた人々の姿を描いています。主要なキャラクターたちは、自らの犯罪行為を利用して有名になろうとする女性たちであり、彼女たちの行動を通じて、当時のメディアと司法制度の腐敗が浮き彫りにされています。

しゃちさん

当時のシカゴは今からは考えられないほど荒れていた時期があったんですね。

シカゴはその時代背景をミュージカルで表現しているんですね!!!

主な登場人物

ロキシー・ハート

ロキシー・ハートは、夢見る舞台女優であり、夫以外の男性と不倫の末に彼を殺害し、その罪を逃れようとします。彼女は名声を求めており、メディアと公衆の注目を浴びることで、自らの夢を叶えようとするキャラクターです。

ヴェルマ・ケリー

ヴェルマ・ケリーは、ロキシーと同じく殺人罪で投獄されるベテラン舞台女優です。彼女もまた、自身の名声を保つために犯罪を利用します。ヴェルマはステージ上でのカリスマ性と自己中心的な性格が特徴です。

ビリー・フリン

ビリー・フリンは、ロキシーとヴェルマの弁護士で、彼の顧客を有名にすることで高額な報酬を得ています。彼はメディアを巧みに操り、裁判をショーに変える才能を持つキャラクターです。

ママ・モートン

ママ・モートンは、女性囚人が収容される刑務所の看守で、金銭と引き換えに囚人たちの世話をします。彼女は実利主義的で、囚人たちとの取引を通じて自らの地位を強化しています。

それぞれのキャラクターの個性が非常に魅力的な作品なんですね♪

ストーリーも見応えがありそうです!

ストーリーの展開

『シカゴ』の物語は、名声とスキャンダルに取り憑かれたロキシー・ハートの物語です。夫を騙して不倫相手を殺害した後、彼女は自らの罪を隠し、やがて獄中でヴェルマ・ケリーと出会います。二人は有名になるため、そして自分たちの罪から逃れるためにメディアと公衆を操作します。ビリー・フリン弁護士の助けを借りて、彼女たちは裁判をセンセーショナルなショーへと変え、一躍時の人となります。

第1幕: 犯罪と投獄

ロキシー・ハートは、不倫相手を殺害した後、刑務所に収監されます。彼女はそこでヴェルマ・ケリーと出会い、彼女のカリスマ性と名声に憧れを抱きます。ヴェルマは双子の妹とその愛人を殺害した罪で収監されており、彼女の犯罪はメディアで大きく取り上げられています。

第2幕: メディアと裁判

ロキシーはビリー・フリンを雇い、彼の助けを借りてメディアを操作し始めます。ビリーは裁判をショーに変えることで、ロキシーの無実を主張し、彼女を有名にしようとします。一方、ヴェルマも自らの名声を取り戻そうと奮闘しますが、ロキシーの人気に押され気味です。

クライマックス: 名声の代償

裁判が進む中で、ロキシーとヴェルマの関係は対立から協力へと変わります。彼女たちは共にステージに立ち、メディアの注目を浴びることで、最終的には無罪を勝ち取ります。しかし、彼女たちが手にした名声は一時的なものであり、再び無名に戻る現実が待っています。

ミュージカルの特徴

音楽とダンス

『シカゴ』はその洗練されたジャズ音楽、キャッチーなダンスナンバー、「All That Jazz」や「Razzle Dazzle」などの有名な楽曲で知られています。この楽曲は、観客を1920年代のシカゴの雰囲気に引き込みます。

魅力的な振付

ボブ・フォッシーの振付スタイルは、『シカゴ』のもう一つの大きな特徴です。彼の振付はセクシーで挑発的であり、ミュージカル全体に一貫したビジュアルスタイルを与えています。特に「Cell Block Tango」や「Hot Honey Rag」などのナンバーは、彼の独特の振付が光るシーンです。

シンプルながら効果的なセットとコスチューム

『シカゴ』の舞台セットはシンプルながら効果的で、キャラクターとストーリーに焦点を当てています。黒を基調とした衣装は、1920年代のシカゴのダークな雰囲気を強調し、観客に強い印象を残します。

メディアと司法制度のテーマ

『シカゴ』は、アメリカの司法制度とメディアがどのように公衆の意見を形成し、真実を操作するかというテーマを探求しています。ビリー・フリンのキャラクターを通じて、メディアの力とそれが司法に与える影響が描かれています。また、ロキシーとヴェルマの物語を通じて、名声を追い求める人々の虚しさと、その代償が描かれています。

まとめ

いかがでしたか?『シカゴ』は、1920年代のシカゴを舞台に、犯罪と名声、メディアと司法制度というテーマを洗練された音楽とダンスで描いたミュージカルです。ロキシー・ハートとヴェルマ・ケリーという二人の女性が、自らの罪を利用して有名になろうとする姿を通じて、当時の社会の矛盾と現代にも通じるメッセージを伝えています。皆さんもぜひブロードウェイでのミュージカルを楽しんでくださいね♪

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